秋田から世界へ、健康を支えるタニタ秋田の挑戦！最新技術で作る体脂肪・体重計の秘密

秋田県大仙市にあるタニタ秋田。体組成計や「タニタ食堂」で知られるタニタグループの国内唯一の生産拠点として、健康維持に欠かせない製品を開発・生産しています。今回は、その製造現場の裏側に迫り、タニタ秋田が誇る技術や製品作りのプロセス、そして地域との連携について詳しく見ていきましょう。

タニタ秋田とは

タニタ秋田は、体組成計や活動量計など、健康管理に役立つ多種多様な製品を製造する拠点です。1973年に設立されて以来、医療機器や計量器などを一貫して生産し、タニタグループの中核を担っています。また、世界各地に向けて日本製の高品質な製品を提供し続ける「健康総合企業」を目指しています。

1. 国内唯一の生産拠点から世界へ発信

タニタ秋田は、秋田県大仙市の豊かな自然環境の中で、体組成計をはじめとするタニタ製品を設計・製造しています。日本国内はもちろん、海外にもその技術力を発信し、世界中の人々の健康維持をサポートしています。

2. 最新設備を備えたワンストップ製造

タニタ秋田は、金属プレス加工、金属加工、プラスチック成型、塗装、電子回路組立など、充実した製造設備を持ち、製品の設計から組立までを一貫して行います。これにより、高い品質を維持しつつ、効率的な生産体制を実現しています。

3. 多様な製造分野に対応

タニタ秋田は、電子機器や電子回路の組立、金属プレス加工、樹脂成形、粉体塗装、シルク印刷など、幅広い製造分野に対応しています。これにより、製品の設計から製造までのあらゆる工程を網羅し、高品質な製品を迅速に市場に届けることができます。

タニタ秋田は、多品種少量生産を強みとし、消費者の多様なニーズに応える製品を製造しています。特に家庭用体組成計は、体脂肪率や筋肉量などを高精度で測定できるため、多くの家庭で利用されています。また、医療やフィットネス業界で使用される業務用製品も手掛けており、高価格帯の製品は秋田で生産しています。

タニタ秋田の製造方式は、セル生産方式です。これは、一人の作業員が複数の製品を組み立てる方式で、流れ作業による生産とは異なり、柔軟に対応できるのが特徴です。これにより、生産ラインの効率を上げ、在庫を最小限に抑えることが可能です。

タニタ秋田は、地域の健康増進にも積極的に貢献しています。大仙市と協力し、地元市民に無料で活動量計を配布し、そのデータを基に個々の健康状態に応じた運動提案を行っています。この取り組みにより、生活習慣病の予防や医療費の削減を目指しています。

タニタ秋田の社員証は、活動量計としての機能も備えています。これにより、社員一人ひとりの健康状態をデータで管理し、日々の活動量や消費カロリーを可視化することができます。このデータは、会社のシステムに送られ、社員の健康管理や生活習慣の改善に役立てられています。

体組成計は、体重や体脂肪率、筋肉量を測定するためのデバイスです。その製造プロセスには、以下のようなステップがあります：

設計・開発: 新製品の設計は、メカ設計、電気設計、ソフトウェア開発の各チームが協力して進めます。お客様のニーズに合わせた使いやすいデザインと高精度な計測機能を実現するために、チーム全体でアイデアを出し合います。
部品加工: 金属やプラスチックなどの部品は、精密な加工が施されます。金属プレスや樹脂成形など、様々な技術を駆使して製品の部品を作り上げます。
組立: セル生産方式を採用し、一人の作業員が製品を組み立てます。これにより、品質管理がしやすくなるとともに、多様な製品に柔軟に対応できるようになります。
検査・出荷: 完成した製品は、厳しい品質検査を経て出荷されます。国内外の市場に向けて、最高品質の製品を迅速に届けます。