探検ファクトリー:コクヨ工業滋賀 書きやすくて破れにくいのはなぜか!? 大学ノート工場
キャンパスノートの秘密 〜「コクヨ工業滋賀」〜
キャンパスノートは滋賀生まれ!
学生時代、誰もが一度は使ったことのあるキャンパスノート。そのほとんどが滋賀県愛荘町にあるコクヨ工業滋賀で生産されていることをご存知でしょうか?今回は、国内トップシェアを誇るこのノート工場の秘密に迫ります。
「コクヨ工業滋賀」の歴史と役割
コクヨ工業滋賀は、滋賀県愛荘町に位置する国内最大級の紙製品工場です。かつては大阪で製造された製品を全国に発送するための倉庫として機能していましたが、現在はキャンパスノートやリングノート、ルーズリーフ、複写伝票、コピー用紙など多岐にわたる紙製品を製造しています。
年間1億冊!キャンパスノートの製造過程
工場見学の体験
コクヨ工業滋賀の工場見学では、キャンパスノートがどのようにして製造されるかを目の当たりにすることができます。工場内では、3冊分が連なったノートがラインを流れていく様子や、丁寧に検品される工程を見学できます。
ロールペーパーからノートへの変身
ノートの元となる巨大なロールペーパーは、トイレットペーパーの何百倍もの大きさです。1本のロールペーパーの重さは450キロ、長さは9キロに及びます。工場では1日に11本のロールペーパーを使用し、これから47,000冊のノートが作られます。年間では1億冊以上のノートが製造されているのです。
書きやすさと破れにくさの秘密
高品質な紙素材の選定
コクヨのノートが書きやすく破れにくい理由の一つは、高品質な紙素材の選定にあります。製造過程で使用される紙は、強度と柔軟性を兼ね備えており、どのページも滑らかな書き心地を提供します。
厳しい品質管理
工場内では、各工程で厳しい品質管理が行われています。製造過程で不具合がないかを確認し、完成したノートが出荷される前には再度検品されます。この徹底した品質管理が、信頼の高いコクヨノートの秘密です。
強度試験
工場見学では、ノートの強度試験を体験することもできます。紙の強度を計る検査機にページを挟み、次々と水の入ったペットボトルをぶら下げていきます。最終的には10本、20キロの重さにも耐える紙の強度に驚かされます。
オリジナリティあふれるご当地文具
地元ならではの製品
コクヨ工業滋賀では、キャンパスノートの他にも地元ならではのオリジナル文具を次々と生産しています。「びわこふせん」や「びわこテンプレート」、「滋賀のお魚ヨシノート」など、地元の特色を生かした製品が多くあります。
測量野帳の開発
工場見学の魅力
工場内の様子
工場内では、独特の機械音とインクの香りが漂い、見学者たちを工場の世界に引き込みます。ラインを流れるできたてのキャンパスノートを見て、子供の頃に戻ったかのような懐かしさを感じることができます。
体験コーナー
見学の最後には、体験コーナーでコクヨノートの強度を実感することができます。ノートのページにペットボトルをぶら下げ、紙の強度を確認する体験は、参加者たちを驚かせます。
まとめ
コクヨ工業滋賀は、ただノートを作るだけでなく、高品質な製品を提供するために様々な工夫を凝らしています。学生時代にお世話になったキャンパスノートが、実はこんなにも丁寧に作られているということを知ると、そのノートを使うことがさらに特別なものに感じられるのではないでしょうか。ぜひ一度、コクヨ工業滋賀の工場見学に足を運んでみてください。