カズレーザーと学ぶ：やせ菌・デブ菌の新常識！日本人の腸内に存在する“新やせ菌”ブラウティア菌

はじめに

「デブ菌」「やせ菌」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。これらは、体重管理や健康に影響を与える腸内細菌の通称です。特に「やせ菌」は、肥満にさす光のようで「やせ菌」に関する情報は多くの人々の関心を集めています。最近の研究で、日本人に多く存在する「ブラウティア菌」が新たなやせ菌として注目されています。本記事では、やせ菌とデブ菌の新常識やブラウティア菌のメリット、その増やし方について詳しく解説します。

やせ菌とデブ菌とは？

やせ菌の概要

「やせ菌」とは、肥満を抑制し、健康維持に寄与する腸内細菌を指します。この菌が腸内で活発に活動することで、エネルギー代謝にメリットがあり、脂肪の蓄積が抑えられます。代表的なやせ菌として、欧米で注目されている「アッカーマンシア菌」がありますが、これは日本人にはあまり多く存在しません。

アッカーマンシア菌: 腸内の粘膜層に存在し、肥満を抑制するとされる。
日本人の腸内細菌: 日本人にはアッカーマンシア菌が少なく、代わりに他の菌がやせ菌として機能している可能性がある。

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デブ菌の概要

一方、「デブ菌」とは、太りやすくなる原因となる腸内細菌です。この菌が優勢になると、脂肪の蓄積が促進され、体重が増加しやすくなります。デブ菌は、腸内フローラのバランスが崩れたときに増加しやすい傾向があります。

デブ菌: フィルミクテス門の細菌が多く、エネルギー吸収効率が高い。
腸内フローラのバランス: 食生活や生活習慣の影響を受けやすく、バランスが崩れるとデブ菌が増加する。

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ブラウティア菌の発見

ブラウティア菌とは？

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の國澤純副所長らの研究チームは、日本人の腸内に存在する「ブラウティア菌」（学名: Blautia wexlerae）が肥満や糖尿病を予防・改善する可能性があることを発見しました。ブラウティア菌は、肥満や糖尿病リスクと逆相関し、これらのリスクが低い人ほど腸内に多く存在することがわかりました。