京都で楽しむ夏の冷たいグルメ
新たな蕎麦の名店「sonoba」の魅力
京都生まれ、京都育ちの食いしん坊には、やはり「おいしいもの」に目がないもの。
そんな食いしん坊の皆さんに朗報です!京都の清水五条に新しくオープンした「sonoba」は、今夏の暑さを乗り切るための絶品冷たいそばを提供している蕎麦屋です。
この店は、なんと7月にオープンしたばかりなのに、すでに行列ができるほどの人気を誇っています。
これは期待が高まりますね!
自家製粉の10割蕎麦
店主・吉田健人さんが手掛ける「sonoba」では、風味豊かな自家製の手打ち蕎麦が楽しめます。
以前は外一だった蕎麦が、今年7月からは自家製粉の10割蕎麦に変わり、蕎麦本来の味わいがぐっと深まりました。
「蕎麦の実は高い保管技術で採れたての色や風味を保っています」とのことで、米と同様に蕎麦も鮮度が命。
ほんのり緑を帯びた「もりそば」は、みずみずしさが引き立っています。
夏限定「柑橘 すだちそば」の絶妙な味わい
8月のこの時期にぴったりな、夏期限定の「柑橘 すだちそば」は、特に注目すべき逸品です。
昆布と鰹から作った冷たい出汁に、タイ料理でお馴染みのバイマックルーやレモングラスがほんのり香り、上にトッピングされたすだちのスライスが絶妙な爽やかさを加えます。
まさに暑い夏にぴったりのさっぱり感!口に含むと涼しさが広がり、同時に心も癒されます。
季節限定メニューと店内の楽しさ
さらに、8月限定の「なすの冷かけ」も試してみる価値ありです。
揚げた後に出汁をたっぷり含ませた翡翠なすと、薬味としての茗荷や生姜が絶妙に絡み合い、一口食べるごとに食欲が刺激されます。
元倉庫の朽ちた壁を活かしたミニマルなデザインの店内は、おしゃれで居心地よく、蕎麦を待つ時間も楽しいひとときです。
まさにモノづくりの結晶としての蕎麦店
吉田さんは、コロナ禍に山間でそばを栽培し、陶芸にも力を入れていました。
蕎麦打ちと陶芸は、どちらもモノづくりへの熱意が感じられ、彼の作品は蕎麦の提供だけでなく、陶芸スタジオで作られる器たちとも相まって一層の魅力を発揮します。
「自身が作るものにこだわりたかった」と語る吉田さんの思いが、店全体に込められているのです。
こうした背景があるからこそ、食べる人にも温かさや安心感を与えてくれるのでしょう。