探検ファクトリー 広島発、世界へ!オタフクソースが築く「共感と連携」の未来
広島市西区に位置するオタフクソース株式会社のソース工場からは、毎日何千リットルものお好み焼きソースが全国、さらには世界中へと出荷されています。国内トップシェアを誇るこのソースは、その一滴一滴に、創業以来の伝統と革新が息づいています。
2023年、オタフクソースは創業100周年を迎え、新たなスローガン「共感と連携」を掲げました。これまでの「共感の実践」から一歩進んで、社内外の様々な部門やグループ会社との協力を一層深めることで、新しい価値の創出を目指しています。この方針のもと、社員一人ひとりがイノベーションを推進し、各部門が自律的に協力する「サテライト型組織」の運営が始まっています。
特に注目されるのは、2023年5月に広島で開催されたG7サミットへの対応です。この大舞台で、オタフクソースは国内外の要人にお好み焼きを提供し、世界中のメディアにその魅力をアピールしました。これにより、日本の食文化のグローバルな普及と理解が進んだのです。
また、食品安全に対する取り組みも強化しています。オタフクソースはFSSC22000とISO9001の認証を取得し、高い品質と安全基準を保持。原材料の選定から製造、出荷に至るまで、すべてのプロセスにおいて徹底した管理を行っています。これにより、消費者に安全で高品質な製品を提供し続けることが可能となっています。
「美味しいを囲むこと。それが、オタフクソースの目指す『幸せのかたち』です。」と社長は語ります。この理念のもと、オタフクソースは今後も日本の食文化を世界に広め、多くの人々に幸せを提供していくことでしょう。