美味道の歩き方: おうちで味わう絶品レシピとグルメ散歩

食べることは冒険の始まり。美味しい料理と出会い、お店の隠れた宝石を発見する旅へようこそ。新しい味覚の発見と、心躍る食の冒険があなたを待っています。美味しさの魔法に包まれた、贅沢なひと時をお届けします。◇アフィリエイト広告を利用しています◇

探検ファクトリー うちわ 香川 丸亀市 老舗うちわメーカー「株式会社ヤマダ」丸亀うちわの伝統工芸

本ページはプロモーションが含まれています

探検ファクトリーで注目!伝統と技が息づく「丸亀うちわ」の世界

はじめに ― 夏の日本に欠かせない「うちわ」

真夏の夜、夏祭りや花火大会、スポーツの応援やイベント会場、さらには自宅のリビング――。日本人にとって「うちわ」は、単なる道具を超えた夏の風物詩です。扇ぐたびにやさしい風が生まれ、手元にひんやりとした涼を届けてくれます。その「うちわ」の中でも、圧倒的な存在感と歴史を誇るのが**香川県丸亀市の「丸亀うちわ」**です。

 

 

 


1. 丸亀うちわのはじまりと歩み

丸亀うちわの歴史は約400年以上前にさかのぼります。慶長5年(1600年)頃、丸亀の旅僧が九州で一宿のお礼にうちわ作りの技を伝えたことがルーツとされます。その技術は熊本の来民(くたみ)うちわや丸亀うちわの起源になり、江戸時代初期には現在の原型ができあがりました。

江戸時代の丸亀は、金毘羅参りの拠点として発展し、参詣客のお土産としてうちわが飛ぶように売れたそうです。特に寛永10年(1633年)には「渋うちわ」(男竹丸柄うちわ)が考案され、朱色地に丸金の印を押したものは大人気に。その後、丸亀藩藩士の副業としてうちわ作りを奨励し、丸亀は一大生産地として発展していきました。

明治期になると「男竹平柄うちわ」が考案され、海外輸出も盛んに。大正・昭和初期には機械の導入が進み、量産化が加速します。こうして、**丸亀市はうちわの国内シェア約90%**を誇る日本一の産地となったのです。


2. 丸亀うちわの伝統製法と職人技

2-1. 47もの製造工程

丸亀うちわが他のうちわと大きく異なるのは、47もの細かな工程を経て丁寧に作り上げられる点です。竹を選び、割き、骨を編み、和紙を貼り、型を抜き、縁を仕上げるまで、一つひとつ手作業で行います。

【主な工程の流れ】

  • 竹を約40~45cmに切って幅に割り、節を削る「木取り」

  • 竹を細かく割き、節に穴を開ける「割き」「穴あけ」

  • 柄の部分を小刀で整える「柄削り」

  • 骨の編み・付け(糸で穂を編む、形を整える)

  • 地紙の貼り立て

  • 型抜き、縁巻き、耳貼り

  • 仕上げの圧縮・乾燥・彩色

地紙の厚さによって糊の濃度を調節したり、柄の断面をなめらかに磨いたり。材料と手作業の絶妙なバランスが、丈夫でよくしなる「丸亀うちわ」の最大の特徴です。

2-2. 伝統的な材料と道具

竹は香川県産や四国近隣産を使用。和紙は丈夫な土佐紙や伊予紙など、昔ながらの天然素材が選ばれています。細い竹の骨を美しく並べ、紙をピンと張って貼る職人技は、まさに日本の手しごとの粋。


3. 丸亀うちわの多様な形と用途

丸亀うちわは、「涼をとる」だけでなく、料理を冷ます、火を起こす、虫を払う、日よけ、ファッション小物、インテリア、贈答品など、多様な使い道があります。

3-1. 形状・サイズ・図柄の多様性

時代とともに需要が変化し、現在では200種類以上の形やサイズが作られています。伝統的な男竹うちわ、渋うちわ、丸柄、平柄、応援用、イベント用、企業PR用、キャラクター入り…そのバリエーションはまさに「日本一」。

3-2. 丸亀うちわの現代的な進化

近年は、プラスチック骨の大量生産品や、環境配慮型の再生素材うちわ、UVで色が変わるうちわ、蓄光素材のうちわ、企業ロゴやスポーツチームのデザインなども登場。夏の販促やイベント、ノベルティ、コンサート、海外みやげとしても大活躍です。

 


4. 現代の丸亀うちわ産業 ― 株式会社ヤマダの挑戦

4-1. 工場の最前線「株式会社ヤマダ」

番組で紹介された「株式会社ヤマダ」は明治35年創業。丸亀市蓬莱町の本社工場では、伝統の手作業と最新設備が共存し、年間約9.7億円の売上を誇ります。

【現代の主力事業】

  • プラスチック骨・再生樹脂・おから入り樹脂・海洋プラごみやLIMEX等の新素材うちわの開発

  • 高速印刷機による大量生産と短納期対応

  • 独自のエコうちわ、企業向けオリジナルうちわ、デザインうちわの開発

手作業の竹うちわは貴重な存在になりましたが、一方で、機械化による効率化・多様化・低価格化が進み、うちわの普及と地域経済を支えています。

4-2. 地域との連携と後継者育成

丸亀市は、後継者不足対策として、うちわ作り体験や展示会、修学旅行生の受け入れなど地域ぐるみで伝統継承に取り組んでいます。観光客向けのうちわ製作体験は、親子連れや外国人観光客にも大人気。工場見学も随時実施され、モノづくり現場を身近に感じられる工夫がなされています。

 


5. 実際の製造現場レポート(番組取材より)

NHK「探検ファクトリー」では、お笑いコンビ・中川家とすっちーが工場を訪問。最新の自動機械と、熟練職人の手作業が混在する現場を“探検”しました。

  • 骨作り:機械で竹や樹脂を骨にカット、一本一本のしなやかさを確認。

  • 地紙貼り:熟練スタッフが紙をピンと張り、美しく貼り付け。

  • 仕上げ:型抜き、縁巻き、耳貼り、圧縮――。

  • 検品と梱包:最後は人の目で1本1本検品。美しい出来栄えにこだわります。

中川家とすっちーも実際にうちわ作りを体験。手に取るとわかる「しなる感触」「丈夫な骨」「きれいな彩色」に驚きの声が上がっていました。


6. 丸亀うちわの未来と地域文化

6-1. SDGsへの貢献とグローバル展開

丸亀のうちわメーカーは、再生素材や環境配慮型製品の開発、ノベルティやグッズ化で世界市場にも進出。国内外のイベント、五輪や万博の公式グッズに選ばれるなど、「日本の夏の知恵」を広めています。

6-2. 地域振興と観光

「丸亀うちわ」は伝統工芸品として観光資源にもなり、うちわミュージアムや観光案内所での展示・販売、夏祭りやイベントでの体験会、丸亀うちわ作りの実演なども盛ん。地元の誇りとして、未来に向けて文化を発信しています。


7. 丸亀うちわに宿る日本の“こころ”

一本のうちわを手にした瞬間、誰もが感じる「やさしい風」と「手のぬくもり」。丸亀うちわは、日本人の暮らしに根ざし、時代が変わっても「涼」と「癒し」を届け続けます。伝統技術と現代のイノベーションが生んだこの“夏の芸術品”を、ぜひ実際に手に取り、その風を感じてみてください。


丸亀うちわ基本データ

  • 生産地:香川県丸亀市(国内シェア90%)

  • 歴史:約400年

  • 主な材料:竹、和紙、プラスチック骨、再生素材など

  • 主な用途:涼をとる、イベント応援、PRグッズ、贈答品

  • 製造工程:伝統工芸の竹うちわは47工程


おわりに

丸亀うちわは、一本の竹と一枚の紙、職人の手しごとと最新の設備が融合した、まさに日本が誇る夏の芸術品です。番組や現地レポートを通じて、その奥深い世界にぜひ触れてみてください。次の夏は、伝統の“丸亀うちわ”で心も体も涼やかに――。

 

〖TV・SNSで話題の商品〗